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雨漏り点検の費用はいくら?調査方法や修理方法の相場を紹介

2025/12/03 Wed
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「雨漏り点検の費用相場を知りたい」

「雨漏りの点検は調査方法によって費用は異なるの?」

雨漏りは適切な点検および修理を実施した場合、完全に直すことが可能です。

ただし雨漏りの点検は、調査方法によって費用や原因を特定できる確率が異なります。

本記事では、雨漏り点検の調査方法ごとの費用相場について紹介します。

他にも修理費用の相場や業者選びのポイントについても解説しますので、雨漏りで困っている方はぜひ参考にしてください。

雨漏り点検の調査方法ごとの費用相場

雨漏り修理では、原因の特定がとても重要です。

雨漏りの原因を特定するには、適切な調査の実施が必要不可欠となります。

雨漏り点検の調査方法は、主に以下のとおりです。

・目視調査
・散水調査
・ガス調査
・電気抵抗調査
・サーモグラフィー調査
・発光調査

それぞれの費用相場や特徴を確認していきましょう。

目視調査

目視調査は、専門的な機械を使用せず見たり触ったりして雨漏りの点検を行う方法です。

目視調査の費用は、無料〜5万円が相場となります。

目視調査だけの場合は無料で行ってくれる業者も多くあります。

しかし目視調査だけでは、雨漏りの原因を完璧に特定するのは難しいのが実情です。

建物の構造や状況などを考慮したうえで、他の調査方法もあわせて実施するのが適切です。

散水調査

散水調査とは建物に水をかけて、雨漏りの箇所を特定する調査方法のことです。

散水調査の費用は、5〜30万円が相場です。

散水調査は木造やコンクリート造など構造にかかわらず調査が可能で、雨を再現した調査となるため、高い確率で原因を特定できます。

ただし雨漏りの箇所によっては、水をかけてから雨漏りが発生するまで時間がかかるため、時間と労力が必要です。

また雨が降っていないタイミングで調査を実施するので、トラブル回避のためにも事前に隣人へ調査する旨を伝えておくことが大切です。

ガス調査

ガス調査とは、雨漏り箇所からガスを注入して、ガス探知機を用いて雨水の浸入経路を特定する方法のことです。

ガス調査の費用は、10〜40万円が相場です。

主にコンクリート造の建物で採用される方法で、目視では確認できない小さなヒビからの雨漏りも発見できます。

気体であるガスは水分よりも早く浸透するため、散水調査よりも短時間での調査が可能です。

ただしガス調査は専用の機械を使用するため、費用が高くなる傾向にあります。

電気抵抗調査

電気抵抗調査とは、電気を流して雨漏り箇所を特定する調査方法のことです。

コンクリート造や木造は、乾いた状態では通常電気を通さないという性質を利用しています。

電気抵抗調査の費用は、3~10万円が相場です。

電気を流して雨漏りの箇所を特定する電気抵抗調査は、建物を傷めず比較的安価に調査ができます。

鉄筋コンクリート造の建物と相性のよい調査方法です。

一方で鉄骨造のように鉄を多く使用した建物は、構造自体が電気を通しやすいため判別が難しく不向きです。

サーモグラフィー調査

サーモグラフィー調査とは、温度を可視化する赤外線カメラを使用して雨漏り箇所を特定する方法のことです。

サーモグラフィー調査の費用は、10〜40万円が相場です。

サーモグラフィー調査は非接触で効率的に雨漏りの箇所を特定することが可能です。

雨漏り箇所は、水分を含み他よりも温度が低いため、赤外線カメラでとらえられます。

しかし天気や撮影角度などにより調査精度が変わるため、専門知識と技量が必要な調査です。

発光調査

発光調査とは、ブラックライトで光る発光塗料を雨漏りの疑いがある箇所に散水して、雨水の浸入経路を特定する方法のことです。

発光調査の費用は、5〜25万円が相場です。

色の異なる塗料を使用することで、複数の浸入経路を見分けて確認できます。

使用する塗料は無色透明であるため、調査後に色が残る心配は基本的にありません。

ただし塗料を使用する以上、建具や壁紙などに影響がないか事前に確認しておくと安心です。

雨漏り点検で修理が必要な場合の費用相場

雨漏り点検を実施した後は、基本的に雨漏りの修理が必要です。

雨漏り修理にかかる費用は、工事内容によって大きく異なります。

雨漏り修理の方法は、主に以下のとおりです。

・葺き替え
・カバー工法
・部分修理

修理方法ごとの費用相場を確認していきましょう。

葺き替え

葺き替えは、古い屋根材を撤去してから新しい屋根材を設置する方法です。

葺き替えの費用は新規屋根材にガルバリウム鋼板を使用した場合、200~500万円が相場です。

費用は屋根の面積や状態、使用する屋根材によって異なります。

葺き替えは屋根全体が新しくなり、不具合を根本から解決できるため、住宅の寿命を延ばせられます。

ただし雨漏り修理のなかではもっとも費用が高く、工期も長くなる方法です。

カバー工法

カバー工法は、既存の屋根材の上に新規屋根材を設置する方法です。

カバー工法の費用は、新規屋根材にガルバリウム鋼板を使用した場合150~400万円が相場
です。

既存の屋根材をはがさないため、工事中は雨漏りの心配がありません。

カバー工法は、下地材に大きな劣化がない場合におすすめするリフォーム方法です。

部分修理

雨漏りの原因を特定し、部分的な修理で改善できる場合は比較的安く修理が可能です。

部分修理の費用相場は、以下のとおりです。

・棟板金の交換:3~35万円
・屋根の漆喰補修:5~20万円
・瓦の差し替え:5千~6万円
・天窓の修理:5千~30万円

部分修理は、雨漏りの箇所や範囲などにより費用が大きく変動します。

費用節約のため自分で雨漏りの点検はおすすめできない

節約のために、雨漏りの点検や修理を自分で行うのはおすすめできません。

雨漏りは、原因を特定したうえで修理することがとても大切です。

雨漏りの原因特定は、専門的な知識が必要であり素人には困難です。

屋根に登る場合は、転落や屋根を踏み抜いてしまう危険性もあります。

また素人が雨漏りを修理すると、再発したり状況が悪化したりする恐れもあります。

いずれにしても雨漏り発生後すぐ業者に点検や修理を依頼するよりも、費用が高くなる可能性が高いです。

そのため雨漏りの点検や修理は、自分で行わず専門の業者へ依頼するのが適切です。

信頼できる雨漏り点検業者を選ぶポイント

雨漏りの点検を行う業者のなかには、費用と技量が釣り合わない悪質な業者も存在します。

適切な点検および工事を実施してもらうためにも、信頼できる業者を選ぶポイントを知っておくことが大切です。

信頼できる業者を見極めるポイントは、以下のとおりです。

・豊富な実績がある
・地元で長く営業している
・丁寧に点検や説明をしてくれる
・点検費用が相場と乖離していない
・口コミ件数が多く評判がよい

上記のポイントをおさえて、信頼できる業者に雨漏り点検を依頼しましょう。

豊富な実績がある

雨漏りの点検は、豊富な実績がある業者へ依頼するのが適切です。

実績豊富な業者であれば、これまでの経験により、原因を特定したうえでの修理をしてくれる可能性が高いです。

実績については、多くの業者が公式ホームページに施工事例として掲載しています。

点検を依頼する前に、業者のホームページを確認するのがおすすめです。

地元で長く営業している

雨漏りは時間が経つほど悪化するため、できるだけ早く修理することが大切です。

雨漏り点検を依頼する場合は、迅速に点検を行ってくれる、地元の業者が最適です。

修理後も、不具合が発生した際や台風の通過後などは、地元の業者であれば迅速に対応してくれます。

丁寧に点検や説明をしてくれる

信頼できる業者かを見極めるには、時間をかけて丁寧に点検を実施して、納得がいくまで丁寧に説明してくれるかを確認してください。

雨漏りの修理は、原因を特定することが何よりも大切です。

原因を特定せずに修理を実施すると、雨漏りが再発してしまったり余計なところを修理して費用が高くなったりする恐れがあります。

原因を特定するには、時間をかけた丁寧な点検が必要不可欠です。

点検費用が相場と乖離していない

点検費用が、相場よりも高すぎたり安すぎたりする業者は避けたほうがよいです。

雨漏り点検の費用は、建物の大きさや雨漏りの範囲などにより変動するため、必ずしも相場の範囲内とは限りません。

しかし一般的な住宅の大きさで雨漏りが1か所にもかかわらず、見積額が相場とかけ離れている場合は疑う必要があります。

見積額が相場よりも安すぎたり高すぎたりする場合は、納得がいくまで理由を尋ねるのが適切です。

口コミ件数が多く評判がよい

雨漏り点検の業者を選ぶ際は、インターネットで口コミや評判を確認するのもおすすめです。

実際に調査や修理を依頼した人の意見や評判は、業者選びの参考になります。

ただしインターネットの口コミは、信ぴょう性が低いものも多いです。

調査や施工の際の写真、具体的なエピソードが添えられているなど、信ぴょう性の高い口コミを参考にすることが大切です。

雨漏り点検でトラブルを早期に発見して修理費用を抑えよう

雨漏り点検は、調査方法によって費用相場が異なります。

専門的な機械を使用しない目視調査は無料であるケースが多いものの、原因の特定には至りません。

原因を特定したうえでの修理が重要である雨漏りは、目視調査とあわせて他の調査方法の実施が必須です。

雨漏りは放置するとどんどん状況が悪化してしまうため、発生したらできるだけ早く信頼できる業者に調査をしてもらいましょう。

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