OFFICIAL SNS

コラムCOLUMN

倉庫での断熱工事はコストではなく投資!効果的な方法を紹介

2026/06/01 Mon
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

「倉庫も住宅のように断熱性を高めた方がよいの?」

「倉庫の断熱性を高める方法を知りたい」

倉庫の断熱性は、製品の品質管理や従業員の健康に関係しているため、断熱性の低い倉庫では対策が必須です。

本記事では、倉庫での効果的な断熱方法や断熱性を高めるメリットなどを紹介します。

倉庫の断熱工事を検討中の事業者は、ぜひ参考にしてください。

断熱工事をする前に知っておきたい倉庫が暑くなる原因とは?

適切な断熱工事を行うには、倉庫が暑くなる原因を把握しておくことが大切です。

倉庫が暑くなる主な原因は、以下のとおりです。

・外気温の影響を受けやすい
・空調機器が劣化している

1つずつ確認していきましょう。

外気温の影響を受けやすい

倉庫は一般的な建物よりも、外気温の影響を受けやすい構造です。

多くの倉庫は、仕切りのない広い空間で天井も高いため、冷房が効きにくいです。

また倉庫の屋根は熱を通しやすい金属製の場合が多く、屋根からの伝導熱により室内温度が上昇してしまいます。

他にも、窓が少ないことによる換気不足で、暖かい空気が外に放出できない点も倉庫が暑くなる要因です。

空調機器が劣化している

冷房を付けているのに倉庫内が暑い場合は、空調機器の劣化により冷房の効きが悪くなっている可能性があります。

構造的に暑くなりやすい倉庫では、空調機器への負荷が大きいため、劣化により性能が少し落ちるだけでも室温に影響が出ます。

吹出口の温度や風量、室外機の状態などを定期的に確認することで、不具合の早期発見が可能です。

倉庫の断熱性を強化するメリットは?

倉庫の断熱性を高めると、室温のコントロールがしやすくなることで、さまざまなメリットをもたらします。

倉庫の断熱性を強化するメリットは、以下のとおりです。

・製品の品質維持
・作業効率の向上
・冷暖房コストの削減
・熱中症リスクの軽減

断熱性を強化するメリットを把握して、倉庫の断熱工事を実施しましょう。

製品の品質維持

倉庫の断熱性を高めると、年間の温度変化が小さくなるため、製品の品質維持につながります。

倉庫内が高温多湿になったり温度変化により結露が発生したりすると、製品の劣化や不良が発生する恐れがあります。

製品の劣化は経済的損失の他、企業のイメージダウンにつながる可能性が高いです。

製品の品質を維持するためにも、断熱性を高めて室温をコントロールすることが重要です。

作業効率の向上

倉庫内の断熱性を高め、年間を通して室温が快適になると、作業効率が向上します。

暑すぎたり寒すぎたりする環境での作業は、集中力の低下やミスの増加、疲労の増大につながります。

断熱性能を高めて外気温に左右されない環境をつくることで、従業員のモチベーションや生産性によい影響を与えることが可能です。

冷暖房コストの削減

断熱性を強化することで、エアコンの稼働時間や設定温度を抑えられるため、冷暖房コストを削減できます。

断熱性が弱い倉庫は、外気温の影響を受けやすく、冷暖房により快適化された空気も外に逃げてしまいます。

長時間にわたり冷暖房への負荷が大きくなるため、断熱性が弱い倉庫では冷暖房費用が高くなります。

一方で断熱性の高い倉庫は、外気温の影響を受けにくいうえ室内が暖まりやすく冷めにくくなるため、冷暖房への負荷の低減が可能です。

熱中症リスクの軽減

倉庫の断熱性を高めると、夏の厳しい暑さがやわらぐため、熱中症のリスクを軽減できます。

2025年6月1日より、企業は職場での熱中症対策が義務化されました。

対象となるのは、WBGT(暑さ指数)28以上または気温31℃以上の環境で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業が見込まれる場合です。

熱中症は重症化すると命にかかわる危険性もあるため、対象となる企業だけではなく、すべての企業で対策が必須です。

断熱性を強化することで倉庫内の気温上昇が抑制されるため、従業員の体調不良や労働災害の防止につながります。

倉庫でできる効果的な断熱方法とは?

倉庫内の断熱性を高める方法はさまざまあり、それぞれに特徴や費用が異なります。

倉庫内の暑さ対策として効果的な断熱方法は、以下のとおりです。

・壁や屋根裏に断熱材を施工する
・屋根や外壁に断熱塗料で塗装する
・断熱性に優れた窓に交換する

それぞれの特徴から、どの方法で断熱性を高めるのが適切かを判断してください。

壁や屋根裏に断熱材を施工する

倉庫の断熱性を高めるには、壁や天井、屋根裏に断熱材を施工するのがおすすめです。

倉庫では熱の出入りが大きい屋根や壁の断熱性を高めることで、大きな効果を得られます。

断熱方法については、屋根裏に断熱材を追加したり吹付ウレタンフォームを施工したり、状況に適した方法の採用が大切です。

断熱材が足りているか、断熱材を増やした場合の効果はどの程度かなど、専門業者に診断してもらうのが適しています。

屋根や外壁に断熱塗料で塗装する

倉庫の断熱性を高めるには、屋根や外壁に断熱塗料で塗装するのもおすすめです。

断熱塗料による塗装では、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑制できるため、夏の暑さ対策として効果があります。

しかし、塗装だけで建物全体の断熱性能が大幅に上昇するわけではありません。

断熱材の施工や空調機器の見直しなど、他の方法とあわせて実施するとより高い効果を得られます。

断熱性に優れた窓に交換する

倉庫の断熱性を高めるには、Low-E複層ガラスやトリプルガラスなど、高性能な窓へ交換するのも効果的です。

窓は熱の出入りが大きい部分であるため、窓の断熱性を高めると、室温のコントロールがしやすくなります。

ただし、倉庫は一般的な住宅よりも窓の面積や数が小さいため、窓からの熱損失が小さいことが多いです。

そのため窓を交換するよりも、屋根や外壁の断熱性を強化したほうが高い効果を得られる可能性が高いです。

倉庫の暑さ対策には断熱材と遮熱材の併用が効果的?

倉庫の暑さ対策を実施する場合は、断熱材だけではなく遮熱材との併用がおすすめです。

暑さ対策を実施する際に知っておきたい、断熱材と遮熱材について以下のことを紹介します。

・断熱と遮熱の違い
・遮熱材との併用をおすすめする理由
・断熱工事との併用がおすすめの遮熱工事

遮熱と断熱の特徴や違いを知り、適切な方法で倉庫内の快適性を高めましょう。

断熱と遮熱の違い

倉庫の暑さおよび寒さ対策を実施する際は、似ているようで性質が大きく異なる断熱と遮熱について把握しておく必要があります。

断熱は熱の伝わりを遅くする役割があり、遮熱は太陽光を反射させて熱を入りにくくする役割があります。

断熱を強化すると、外の熱が入りにくくなるだけではなく、冷暖房により室内で快適化された空気を外に逃げにくくすることが可能です。

遮熱を強化すると、太陽光を反射させるため、夏の厳しい暑さや西日の対策に効果的です。

遮熱材との併用をおすすめする理由

倉庫の室温をコントロールするには、断熱材と遮熱材の併用がおすすめです。

工場が暑いと感じるのは、輻射熱(ふくしゃねつ)が大きく影響しています。

輻射熱とは、太陽光や焚き火のように熱を持つ物体から赤外線により伝わる熱のことです。

熱の伝わり方は輻射熱の他に、直接触れて伝わる伝導熱、空気や水によって運ばれる対流熱があります。

断熱材は、伝導熱と対流熱の対策に効果的ではありますが、輻射熱は防げません。

一方で遮熱材は、太陽光を反射させて熱の侵入を防ぐため、輻射熱の対策に効果的です。

すべての熱を防ぐには、断熱材だけではなく遮熱材も併用する必要があります。

断熱工事との併用がおすすめの遮熱工事

倉庫の暑さ対策を行う際、具体的にどのような遮熱工事をしたらよいのかを紹介します。

おすすめの遮熱工事は、以下のとおりです。

・屋根に遮熱シートを施工する
・屋根や外壁に遮熱塗料で塗装する
・窓に遮熱フィルムを貼る

遮熱塗料は均一に塗装しないと、高い効果を得られません。

また塗料の色や種類によって、遮熱率が大きく異なります。

そのため職人の技術力や施工時の環境、塗料の種類などによっては、思っていたよりも効果が得られないことも多いです。

一方で遮熱シートであれば、職人の技量や作業時の天候などによる仕上がりの差がないため、安定した効果を得られます。

技術力や作業環境に左右されず安定して優れた効果を得たい場合は、遮熱塗料よりも遮熱シートの施工がおすすめです。

東村山市周辺の倉庫での暑さ対策なら工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボがおすすめ

工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボ(運営:ウチノ板金)では、数多くの倉庫で暑さ対策の提案および施工を行ってきました。

倉庫の暑さ対策で工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボをおすすめする理由は、以下のとおりです。

・実績30年以上のベテラン職人による施工
・自社施工のため仲介手数料が不要
・暑さの原因を明確にして適切な工事を提案

工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボでは、実績30年以上のベテラン職人が打ち合わせや施工を行います。

屋根の状態を丁寧に点検し暑さの原因を明確にし、要望や予算を考慮したうえで、最善の暑さ対策をご提案いたします。

また当社は下請け業者を利用しない自社施工であるため、仲介手数料がかからず、高品質かつ適正価格での工事が可能です。

倉庫の断熱性を高めて快適な作業環境にしよう

倉庫は、仕切りのない広い空間で天井も高いため、外気温の影響を受けやすく冷暖房が効きにくい構造です。

そのため、断熱性が低いと温度管理が難しく、従業員の健康や製品の品質に悪影響を及ぼす恐れがあります。

倉庫内を年中快適な作業環境にするには、断熱材と遮熱材の併用がおすすめです。

工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボでは、暑さの原因を明確にしたうえで、状況に合った暑さ対策をご提案いたします。

東村山市周辺の倉庫で断熱性・遮熱性を高めたい事業者は、お気軽に工場・倉庫・住まいの屋根診断ラボへご相談ください。

SHARE THIS ARTICLE

関連コラム

お問い合わせCONTACT

ドローンを使った建物の屋根や
外壁の雨漏り、
太陽光の不具合の
診断・調査は、
工場・倉庫・住まいの
屋根診断ラボ」まで、
お気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ042-391-5251
LINEでの
お問い合わせ